飽差を計算してみた。

<飽差とは>

ある温度と湿度の空気に、あとどれだけ水蒸気の入る余地があるかを示す指標で、空気一m3当たりの水蒸気の空き容量をg数で表す(g/m3)。植物の水分状態は、相対湿度よりもこの飽差に強く影響を受ける。

植物の生長にとって最適の飽差は三~六g/m3とされている。飽差が六以上だと水分欠乏の危険を感知して気孔を閉じ、蒸散はされなくなる。逆に飽差が三以下になり空気が湿り過ぎると、植物と空気に水蒸気圧差がなくなり、気孔は開いていても蒸散は起こらず、炭酸ガスも吸収できない。


つまり、作物の光合成・呼吸を促すという意味で、飽差管理は大切。

というわけで、netatmoより計測したデータをダウンロードします。





とりあえず、気温と湿度だけを選択しました。
その他、CO2・騒音・気圧を取得することができます。

気温と湿度(相対湿度)から飽差を求めます。

飽和蒸気圧と温度の関係を表すTetens式を使うとのこと。

 E(t)=6.1078*10^{7.5t/(t+237.3)}



下記①から求めていきます。
 ①水蒸気圧
 ②飽和水蒸気量
 ③飽差

<飽差計算方法>
 ①水蒸気圧
  =6.1078*10^((7.5*気温/(気温+237.3)))

 ②飽和水蒸気量
  =217*①水蒸気圧/(気温+273.15)

 ③飽差
  =(100-相対湿度)*②飽和水蒸気量/100




こんな感じ。
夜間でしかも雨の日だから、サンプルデータとしては、恥ずかしい飽差の値です。

<飽差表>

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